欽一廬(譯註1)
松林桂月氏之作也與洋畫(西洋畫)的小林萬吾氏之作一樣,是一幅我們很容易理解的畫,而且就如同松林氏自己主張的創作態度一樣,是一幅以既充實又泰然、既緊張又緩慢的態度所創作出來的畫,既穩健又瀟灑。南畫之妙相當於西洋畫中的印象派之精粹,這句話以前來過日本的法國美術省的Félix Régamey氏也曾經說過。松林氏的這幅畫作是將大自然予以印象化處理,既是幅南畫,同時也顯示了西洋畫自然派的未來方向。此回臺展的邦畫(日本畫,即東洋畫),可以看到以裝飾趣味為主的土佐繪(譯註2)風格之畫作以及印象派類型的南畫風格之畫作,至於過於高談闊論或故意破壞格調的作品,則一幅也沒有,這可能是因為臺展作為年輕臺灣藝術的研究創作的順序,是一條極為安全的前進道路。松林氏之所以出品此作作為此條道路的路標,應該也是基於與小林氏同樣的考慮。
臺展小言(二)
欽一廬
松林桂月氏の作も洋画の小林万吾氏の作と同じに我々によく解かる画である。そして松林氏が自身に言はれる態度の通り充実したる泰らかさを以て緊張したる緩るやかさに依つて出来た画である、穏健にして瀟洒である、南画の味は西洋画に於ける印象派の精粋であるとは、以前に日本に来たことのあるフランス美術省のレガメー氏も言つて居たが、松林氏のこの作は自然を印象化した扱ひで、それが南画であると同時にまた西洋画の自然派の行き方である、今度の臺展の邦画には、装飾味を主としたる土佐絵風のものと印象派的の南画風のものとが見かけられて、余り理屈張つたものや態ざと格を壊はしたものなどは一枚も無いのは若い臺灣芸術の研究の順序として極めて安全な進路であることを想はしめる。その道しるべとして松林氏がこの作を出品されたことは、やはり小林氏と同じやうな考慮によるものかと思ふ
—原載《臺灣日日新報》,1928-11-01(夕刊3版)
(辨識、翻譯/李淑珠)
註釋
譯註1. 「欽一廬」為石川欽一郎常用別名,「一廬」為其別號。
譯註2. 土佐派繪師之畫或該派風格之畫。土佐派活躍於日本中世至近世的大和繪的代表畫派。本來是屬於藤原姓氏的宮廷繪所繪師的系譜,但室町時代,身為「繪所預」(繪師之首)活躍的藤原行廣以土佐為號,被視為土佐派之肇始。