瑞穗丸於(十月)十七日準時抵達基隆港。臺展審査委員池上秀畝氏(東洋畫)、矢澤弦月氏(同前)、和田三造氏(洋畫,即西洋畫)、小澤秋成氏(同前)四人結伴搭乘該船前來,港口上汽船和汽車來來往往、熱鬧不已。和田氏眾所皆知是帝國美術院審査委員,在洋畫的領域,是

横綱格 (横綱等級),小澤氏則是在美術批評上十分傑出,而池上氏雖已是禿頭白髮的老畫伯,但其畫作以纖細的筆觸著名,矢澤氏是新進畫家,四人都是帝展審査委員。和田氏如是說:

審査的要領是有必要參酌地方色(地方色彩)或住在此地的前輩的意見。此外,對於擔任鑑別(審查)帝展作品的人來說,可能會覺得需要降低一點標準(level)來進行審查,但觀察去年的審査情形,作品水準不僅相當穏定,也融合有地方的風俗習慣,可惜有一些人情關說的跡象。這次的審査標準會比去年更高,我們都會

以白紙 的狀態,不預設立場,徹底進行嚴正的審査。但似乎只要一到地方,就會有不知天高地厚的天狗(自視甚高之輩),對審査的結果大肆抱怨不公平,甚至可能對審査員施以報復,但不管是頭還是眼睛被砍飛,我們都有即使如此也在所不惜的覺悟。木下(信)長官也激勵我們必須嚴正審査,以資南國美術的向上。地方美術也愈來愈艱辛,若無審査,便無法向上發展。

像這樣,和田氏的語氣相當尖銳。其他的

名士有 日本盛酒社長伊藤保平氏、青果組合參事渡木利平氏、本社(臺灣日日新報社)顧問赤石定藏氏、民政黨員長山乙介氏等人。

臺展近了 上圖為十七日抵臺的審查員(由右至左為小澤秋成氏、矢澤弦月氏、和田三造氏、池上秀畝氏) 下圖為從十七日開始受理的作品搬入


審查標準は 昨年より高く 迫害覺悟で嚴選 和田三造畫伯

瑞穂丸が十七日定時入港した、臺展審査委員池上秀畝氏(東洋画)矢沢弦月氏(同)和田三造氏(洋画)小沢秋成氏(同)が伴れ立つて乗込んで来たが、船車共朗かな賑やかさを見せた、和田氏は人も知る帝国美術院審査委員で、洋画では

横綱格 小沢氏は批評に傑出してゐると思はれてゐる、池上氏は禿頭白髭の老画伯であるがその絵は繊細な筆致で有名である矢沢氏も新進画家でいづれも帝展審査委員であるが和田氏は語る

審査の要領は地方色や土地の先輩の意見を参酌しないわけに行くまいまた帝展を鑑別するものから云ふと多少レベルを落してかかることになるかもしれぬが昨年の審査振りは、非常に標準が穏かで地方の慣習を取入れまた情実に捉えられた形跡もあるが今回は昨年より標準を高め

白紙で 想ふ存分厳正に審査するどうも地方に行くと世間知らずの天狗がゐて審査の結果に対し不平を鳴らすものがゐて迫害も加へかねまじい事があるが、首?目玉?が飛んでも辞せぬ覚悟をもつてゐる、木下長官からも厳正に審査し南国美術の向上に資してくれと激励されて来た地方美術も段々辛く審査しないと向上発展しない

と語気頗る鋭かつた、その他の

名士は 日本盛酒社長伊藤保平氏、青果組合参事渡木利平氏本社顧問赤石定蔵氏、民政党員長山乙介氏其他であつた

近づく臺展 上、十七日來臺の審查員(右から小沢秋成氏、矢沢弦月氏、和田三造氏、池上秀畝氏、下十七日から開始の搬入)

原載《臺灣日日新報》,1931-10-18 (日刊3版)

辨識、翻譯/李淑珠