今年特選獎項頒至第四席(第四名),比去年僅一件作品的獲獎多出許多,但確實有值得鑑賞之處,每一件作品都並非單純描寫事物,在意境方面的表現可圈可點,各自的個性也有最明顯的呈現。在此次的入選畫中,沒有個性的,便沒有意義可言。
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《黃衣少女》(松崎亞旗筆,特選.臺展賞)――畫面整體的色調十分調和,「黃」色――的用法非常洗鍊精湛,有平靜放鬆和親切溫馨之感,被選為特選第一席,應該沒有人有異議。
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《從路樹望向市街》(御園生暢哉筆,特選.臺展賞)――結實有力的筆觸的動感,「白」色之美,首先印入眼簾。如果硬要挑毛病的話,就是樹木的色彩太過一致,缺乏層次感,但這點若從另一個角度來思考,或許正是作者的意圖也說不一定。總之,此畫在今年的出品畫中,大放異彩。
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《和睦》(堀部一三男筆,特選)――以茶色和青色表現十足的鄉土趣味。這個作品完全不管洋畫(油畫)目前流行的風格等等,明確掌握到了現代人任誰都有的某種煩悶,令人深刻地感受到作者創作意識之強烈。
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《蝴蝶標本》(南風原朝光筆,特選)――標本的蝴蝶,雖然只是用柔和的線條予以單純地描繪,卻頗有栩栩如生之感,是一幅韻味十足的畫作,可以看到努力的痕跡以及精湛的運筆。
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《商巷(譯注1)》(藍蔭鼎筆,臺日賞)――是一幅不熟知臺灣風俗習慣的人,便畫不出來的畫。南國,尤其是熱帶地方的人們偏好陰暗的色彩,此畫將居住在臺灣的人們的心情,表現的非常好。
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總之,今年的特選,個性的表現明顯並給予現代人的內心某種慰藉的優秀作品,齊聚一堂。
各自の個性が よく出て居る 西洋画の特選について 塩月審査委員語る
今年は特選を第四席までした、昨年の一点に比して遥に多いが確かに見るべきものがあると思ふ、何れも唯事物を写すと云ふことだけでなく、気分をよく表はしており、各自の個性が最もよく出てゐる、今回の画で個性のないものは意味をなさないと思ふ
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『黄衣の少女』――全体の調子が調つて居り『黄』――の用ゐ方が非常に洗練されて居る、落ちつきとなごやかさを感じる、特選第一席としては異議なからう
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『立木より市街を望む』――がつちりとした筆の動き『白』の美しさが先づ目につく、強いて難を云へば樹木の色が同一であると云ふ事も出来るが、之も或一面から考へると作者のねらひ所であつたかも知れない、兎も角、今回の出品画中に一異彩をはなつてゐる
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『和み』――茶と青で充分な野趣を表はしてゐる、この作品は洋画の流行などに一向とらはれず現代人の誰れでもが持つ或るなやみをよくつかんで居り、創作意識の強さをひしひしと感ぜしめる
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『蝶の標本』――標本の蝶が柔らかい線で単純に画かれて居ながら何処か生々とした味のある画である、努力のあと洗練された筆づかひを見る事が出来る
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『商港』――臺灣の風俗習慣をよく知つた人でなければ画かれない画である、南国、殊に熱帯地方の人々は暗い色を好むがこの画は臺灣に住む人々の気持をよく現はしてゐると思ふ
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兎に角、今年の特選に個性のよく表はれた現代人の心に或る何物かを与へる優秀な作品が揃つてゐる
—原載《臺灣日日新報》,1932-10-27(日刊7版)
(辨識、翻譯/李淑珠)
註釋
譯注1. 原文「商港」的為「港」為誤植。