臺展東洋畫審査員 結城素明氏談
因為完全沒有關於臺灣的預備知識,所以在此無法跟各位說些什麼,只聽說臺展的成績相對來說還不錯。我個人認為像臺灣這樣擁有豐富繪畫題材,還有與内地(日本)不同的
特殊 風景的幸運之地,應該要積極努力創生出新的畫風,即熱帶畫風才是。臺展的舉辦屆數還不多,或許這樣的要求還太高,實現上有困難,但應該有必要透過審查機制引導作家朝這個傾向努力。這次若有時間我也想到臺灣南部進行寫生之旅。内地的日本畫壇從前年開始就看不到新的
傾向 出現,畫家之間深感以往的日本畫顏料的不足,為了研發出新的色彩,似乎正在煞費苦心。要創造出像西洋畫(油畫)一樣自由奔放的色彩,的確必須致力於研究。
熱帶的な畫風の 創成に寄與
臺展東洋画審査員 結城素明氏語る
臺灣についての予備知識が全然ありませんので、何ともお話は出来ませんが、割合ひ成績のよいと云ふことは聞いてゐます、私は臺灣の如き画材の豊富な、さうして内地と違つた
特異な 風景に恵まれてゐる所は大いに新しい画風、即ち熱帯的な画風を作り出すことに努めねばならぬと思ひます、まだ臺展の回数も少いので斯うした註文は六ケしいでせうが、漸次その傾向に向つて作家が努力するやう審査をする必要もありませう、今度は私も暇があれば南部の方へ写生の旅をしたいと思つてゐます、内地の日本画壇は一昨年から別に新しい
傾向は 見受けられませんが、画家の間に在来の日本画具の不完全さが痛感されて来て新しい色彩を作り出すのに非常な苦心が現れてゐるやうです西洋画のやうに自由奔放な色彩を作り出すやう研究する必要があります
—原載《臺灣日日新報》,1932-10-16(日刊2版)
(辨識、翻譯/李淑珠)