幣原審委員長談

第三回臺灣美術展覽會的鑑查,於(十一月)十日、十一日進行了兩天。東洋畫部由松林(桂月)、鄉原(古統)、木下(靜涯)的三位審查員,西洋畫部由小林(萬吾)、石川(欽一郎)、鹽月(桃甫) 的三位審查委員,各司其職。經過慎重鑑查的結果,東洋畫方面,出品畫件數七十五件中選出二十九件,西洋畫方面,出品畫件數五百三十二件中選出七十六件,入選作品名單就此出爐。其中,去年特選的無鑑查作品,東洋畫有二人三件、西洋畫有一人二件。新入選者,東洋畫有十二人、西洋畫有三十八人。出品件數與去年相比,東洋畫比去年減少了三十三件,西洋畫則増加了八十二件。今年的作品比前一年進步顯著,顯示有著健全的發展,感覺臺灣美術展覽會今後的前途無量,實令人欣慰。

有追隨地展足跡的傾向…

松林審員之談

  東洋畫

一、因為今年也參與審查工作,所以,與去年相比,對臺展的未來抱持一種期待與慾望,已非謬論,實在令人高興。

二、去年的特選者付出了更多的努力出品作品,這點顯示作家懂得自重自愛,實為臺展感到高興。一般的出品,雖然在件數上有點少,但在內容上,可以窺見比去年更為進步的跡象。

三、本人也擔任今年朝鮮展(鮮展)(譯註1)的審查工作,那邊的鮮展已是第八回的舉辦,但感覺幾乎內地展(帝展) (譯註2)的延長,而這邊的臺展也似乎逐漸有同樣的傾向,或許這是無可奈何之事,但希望作家能夠勇於反省與自我覺悟。

題材方面,取材此地(臺灣)的作品很多,這雖然很好,但希望不要淪落成只是低級的寫生,要先在自己的肚子裡消化吸收,不要由外而內,要以由內而外的心情來思考如何建立畫作的格調。

與去年相比,大作很多……

小林審員之談

  西洋畫

今年與去年相比,大作(大尺幅畫作)很多,尤其是人物畫的件數增加,引人注目。作品方面,整體而言,有顯著的進步。人物畫中也有在描寫上十分色情(erotic)之作,但大致來說都跟風景畫或靜物畫之類的畫作一樣,以直率的自然描寫較多,不過,不拘泥於形式,充分表現出各自特有的獨特風格,這點最令人感到欣喜。現在回想起來,去年是玉石混淆的狀況,不夠嚴謹的作品或是劣作也相當多,今年從作品的表現上便可以想見作家們都上緊了發條。這種情況若能繼續保持下去,那麼從現在起,就可以引頸期盼明年的展覽會必定會是一場更加出色的盛事。


前回よりは 進歩を示してゐる

幣原審査委員長談

第三回臺灣美術展覧会の鑑査は十、十一日の両日に亙つて行はれた、東洋画部は松林、郷原、木下の三審査員、西洋画部は小林、石川、塩月の三審査委員各々之に当たり、慎重なる鑑査の結果、東洋画は出品絵数七十五点中より二十九点を選み、西洋画は出品絵数五百三十二点中より七十六点を選みて入選作品を決定した。内昨年特選の無鑑査作品は東洋画二人三品、西洋画一人二品である。新入選者は東洋画に於て十二人、西洋画に於ては三十八人である。出品数を昨年に比較すれば東洋画は昨年より三十三点減し西洋画は八十二点を増加した、本年の作品は前年より顕著なる進歩を示し、健全なる発育振りを感ぜしめたことは、臺灣美術展覧会の前途を力強く思はしめることを嬉しく思ふ

内地展の跡を追傾向…

松林審査員の談

  東洋画

一、今年も審査に従事したゝめ昨年に比して臺展の将来に一つの期待と欲望を確実にしたことが喜ばしい

一、昨年特選の人々が一層の努力を以て出品せられたことが作家の自重心からも臺展の為めにも喜ばしい、一般の出品も数に於ては少ないが内容としては昨年より一段の進歩の跡が窺はれる

一、自分は今年の朝鮮展をも審査したが此の方は第八回を重ねてゐて殆んど内地展の延長の観があつた、此の臺展も段々その傾向が現はれてくるやうに思ふ、然しこれは止むを得ぬ事かも知れぬが作家の反省と自覚とを希望したい

題材を此の地に求めらるゝ作品が多い、これは宜しいとするも低級なる写生のみに堕せずして一応自分の腹で消化されたい、外より内にでなく内から外への気持を以て如何に格調づけるかを考へてもらひたい

昨年に比し大作が多い……

小林審査員の談

  西洋画

今年は昨年に比して大作が多い、殊に人物画の殖えたことが目立つ、作品は一体に着しき進境を示してゐる、人物画中には大分ヱロテイツクなものもあるが大体に於て風景、静物といつたやうな自然描写の卒直なものが多い、然し余り形式に捉れないで各自特有の持味を遺憾なく現はしてゐることは最も悦ばしきことである、今から考へれば昨年は玉石混淆といつた形で不真面目なものや駄作もかなりあつたが本年は余程緊張してゐるのが窺はれる、此の形勢で進んだら来年は又一層立派な展覧会になるだらうことが今から予想される

—原載《臺灣日日新報》,1929-11-13(夕刊2版)

(辨識、翻譯/李淑珠)

註釋

譯註1. 朝鮮美術展覽會,簡稱鮮展,由朝鮮總督府主辦,1922年第一回展。

譯註2. 內地即日本,內地展即日本的「帝國美術展覽會」(簡稱「帝展」)。