臺展第二回的東洋畫中大放異彩的陳進女士的作品〈野分〉,受到審查員的肯定,榮獲特選,並已由總督府收購,但在臺展的展出期間,有一位從內地(日本)來的觀者聲稱:「這幅畫在帝展(帝國美術展覽會)看過」,經過種種探查,發現是與第七回帝展的日本畫入選中的門井掬水氏之作,在擺姿(pose)等其他方面非常相似,而有了問題,臺北的日本畫家之間也開始有質疑的聲浪出現,目前是一個備受爭議的話題。門井掬水氏之作,題為〈黑蝴蝶〉,描寫的是元祿時代的人物,而在東京女子美術學校(譯註1)求學中的陳女,非常有機會看到帝展的作品,故懷疑取用門井氏的構圖,僅將人物畫成現代女性的謠言不絕於耳。(照片是陳進女士的〈野分〉及門井掬水氏的〈黑蝴蝶〉)


臺展の一問題 督府で買上げた特選の『野分』 構図が模倣との疑ひ

臺展第二回の東洋画中に異彩を放つてゐた陳氏進女の『野分』は審査員も之を認めて特選となり総督府で買ひ上げまでしてあるが臺展開催中内地から来た一観客は『この絵は帝展で見たことがある』と言ひ出し種々探索したところ第七回帝展の日本画入選中門井掬水氏の作にポーズその他甚だよく似寄つてゐるので問題となり臺北の日本画家の間にも怪しからぬと言ひ出す者もあり目下一話題となつてゐる門井掬水氏の作は『黒胡蝶』と題し元禄時代の人物になつてゐるが東京美術学校に在学中の陳女は□ひ帝展の作などをも見る機会あり其の構図を取り入れ人物だけを現代の女にして描きあげたものではないかと噂さゝれてゐる(写真は陳氏進女の『野分』と門井掬水氏の『黒胡蝶』)

—原載《臺灣日日新報》,1928-11-08(日刊2版)

(辨識、翻譯/李淑珠)

註釋

譯註1. 原文「東京美術學校」為誤植。