N生記

   (完)

具有古老傳統的和歌與短歌作為新時代的文學,是如何得到認可的?這並非單純只是和歌與短歌的問題,而是新文學界的大哉問,而東洋畫也正好面臨著同様的

◇…問題 。重視氣韻和優雅的東洋畫、始終堅持精緻裝飾的日本畫,但如此畫作真的可能表現生氣蓬勃(dynamic)的時代嗎?在俗稱「日本文藝復興(Renaissance)」的安土桃山時代,眾所皆知,有狩野山樂(1559-1635)等畫家將殺氣騰騰的武家魂(武士精神)在大和繪(譯注1)上表現無遺,如此看來,飛行器(飛機) 、戰鬥艦、工場、群眾、鋼鐵建築等等題材,也未必不能成就一幅東洋畫或日本畫。總之,我走進了臺展東洋畫第三室,裡面陳列有《八仙花》(呂鐵州氏)、有《立葵》(呂鐵州氏)、有《立秋》(木下靜涯氏)、有《年輕時》(陳進氏),也就是說,昨日之畫在今日反覆出現著。

◇…臺展 東洋畫,以陳進氏為首,有許多女性畫家喜歡描繪溫帶或寒帶的婦人,但這些作品都缺乏正確的素描(dessin)。可以嘗試只觀察那些作品的手足描寫,立即就能明白是怎樣的醜態。例如第五室大瀨紗香慧氏的有如白蘿蔔的手(《靈祭日》)、野村誠月氏的女人的畸型手(《盛裝日》)、第六室宮田彌太郎氏的沒有關節的手指(《夕映》)、村上無羅氏的如蠟工藝的手(《後庭》)、第二室宮田彌太郎氏的刀形般的手(《女人遊交》)等等,這些表現明顯可以讓難聽的評語不絕於耳。其中表現最好的,應該是陳敬輝氏放在火鉢上的手(《女》),即使有岸田劉生氏(1891-1929)的影子。

◇…東洋 畫的大作(大幅畫作)集中在第六室,審査員木下靜涯氏出品的《靜霄》、審査員鄉原古統氏出品的《臺灣山海屏風》以及林玉山氏的特選畫《蓮池》、郭雪湖氏的特選畫《南街殷賑》,陳列在一起,此外,審査員勝田蕉琴氏也出品《鯉》。鄉原氏之畫,是牆壁的一整個牆面也容納不了的巨作。任誰站在此畫之前,都會不禁感嘆:「唐吉訶德(Don Quijote)的力作!」靠近此畫,會發現此畫從近景到遠景,鄉原氏驅使著各種筆觸(touch),表現出各種色彩。比起站遠一點觀賞時,感覺到的山巒重複所營造的氣勢,我更喜歡站在近一點細看宛如

◇…彫刻 的肌膚般,富於變化的畫面。但總覺得此畫還是一件未完成的試作。木下氏的《靜霄》,氣韻高雅,成功表現出月光在薄霧的籠罩下,山中孤鳥飛過之後的靜寂。希望木下氏今後能出品更多的大作。(完)


臺展を觀る

N生記

   (完)

古い伝統を持つ和歌と短歌が如何にせば新しい時代の文学として認められる様になるかは独り和歌短歌のみならず広く新しき文学界の問題であるが、恰度東洋画もその様な

◇…問題 に逢着してゐるのではあるまいが、気韻と優雅とを重ずる東洋画、繊細な装飾に終始する日本画が将してダイナミツクな時代を表現し得るであらうか我々は日本のルネツサンスと称される安土桃山の時代には山楽等によつて殺伐な武家魂が大和絵に矛盾なく表現された事を知つてゐる、とすればあながち飛行器と戦闘艦と工場と群衆と鉄の建築とが全々東洋画日本画にはならないと云ひ切る事は出来ない、何はともあれ私は臺展東洋画第三室に這入つて見た、そこには『八仙花』があり『立葵』があり『立秋』があり『若き日』がある、即ち昨日の絵が今日に繰返されてゐる

◇…臺展 東洋画には陳氏進氏はじめ可成多くの婦人が温帯或は寒帯の婦人が描かれてゐる、然しそのどれもがデツサンの正確さを欠いてゐる、試みに手足だけを見て廻つても如何にそれがグロテスクなものであるかは一見して明である、第五室大瀬氏の大根の手、野村氏の畸形女の手、第六室宮田氏の節のない指、村上氏の臘細工の手、第二室宮田氏のナイフ形の手等々にくまれ口をきけば限がない、此の中で最も出来のよいのは岸田劉生氏ばりではあるが陳氏の火鉢にのせた手であらう

◇…東洋 画の大ものは第六室に集中されてゐる木下審査員が『静宵』を郷原審査員が『臺灣山海屏風』を出し林玉山氏の特選画『蓮池』郭雪湖氏の特選画『南街殷賑』が並んでゐる、外勝田審査員の『鯉』も出品されてゐる、郷原氏の絵は壁の一面を占めても足りない程の大作である、誰やらが此の絵の前に立つて「ドンキホーテの力作だ」と云つた、此の絵に近づき、此の絵から遠のくに従つて郷原氏は種々のタツチを駆使しながら、種々の色彩を出してゐるのに気附く、自分は遠くから眺める時繰返しによつて生じて来る力の感じよりも、近くによつて

◇…彫刻 の肌の様に変化にとむ画面を見る事に興味を感ずる、然し兎に角この作は未完成な試作である様に思ふ木下氏の『静宵』は月光をもやにうけた山の一鳥飛んだ後の静さを見事に気品高く表現してゐる木下氏にはもつと大作を出して戴きたい様に思ふ。(完)

原載《臺灣日日新報》,1930-11-03 (日刊6版)

辨識、翻譯/李淑珠

註釋

譯注(1) 大和繪(Yamato-e),日本古代繪畫的流派之一, 始於安平時代(794-1185),以日本的風俗、景物等為題材,異於模仿中國格調的唐繪。