審查委員長 石黑英彥

  在此報告第一回臺灣美術展覽會出品畫審查的大致狀況。受理件數方面,東洋畫有九十二人一百七十五件、西洋畫有二百二十一人四百七十五件,共計三百十三人六百四十八件,審查後共計九十人一百件獲得入選。入選件數約占出品總數之六分之一,與文部省美術展覽會(簡稱「文展」)當初的入選比率差別不大,比現在的帝國美術展覽會(簡稱「帝展」)十分之一的入選率稍多,但就第一回的成績而言,結果可以說是大致良好。

  審查的狀況方面,本會出品規則當然以新興臺灣美術展覽會的意義為考量,審查方針則主要根據作品本位,篩選純真、有個性、充滿朝氣且具有作為藝術品之價值者,並盡可能多予以採用(入選),至於因會場容量而預設入選件數等等問題,均不在審查的考慮範圍內。如此,審查以第一輪、第二輪、第三輪的最嚴格的分次方式進行,各審查員的意見通常能達成一致,過程順利並圓滿結束。本人作為審查委員長,感到非常滿意。

  入選畫都表現出畫家自己的風格,畫面充滿生動活潑的氛圍,而且許多都具有臺灣特有的色彩,這點,一方面暗示了臺灣美術界的向上發展,一方面也發揮了其作品特色,在此不禁為臺灣美術界感到欣喜。總之,第一回臺灣美術展覽會交出了預期以上的好成績,相信公開展出之日,必將成為本島美術發達之基調、今後方向之指標。(昭和二(1927)年十月二十七日第一回臺灣美術展覽會報告)


第一回臺灣美術展覧会出品画の審查に就て 

審查委員長 石黒英彥

 茲に第一回臺灣美術展覧会出品画審查の大要を報告致します、受付点数は東洋画に於て九十二人百七十五点西洋画に於て二百二十一人四百七十五点計三百十三人六百四十八点計九十人百点の入選決定を見たのであります、是れを出品総数に対比すひますると通じて約六分の一弱に当り文部省美術展覧会当初の入選比率と大差なく現今の帝国美術展覧会の入選率十分の一に比し稍多く第一回の成績としては概ね良好なる結果を得たるものと謂ひ得るのであります。

 審査の状況に就いては本会出品規則は勿論新興臺灣美術展覧会の意義に稽へ専ら作品本位として純真にして個性に富み生気横溢せる苟も芸術品として価値ありと認めたるものは努めて多くを採用することを方針とし会場の関係入選数の予定等は敢て考慮せざりし所であります、斯くして審査は第一回第二回第三回に分ち最も厳正に行はれ各審査員の意見は常に一致し円満なる進行を遂げましたことは審査委員長として満足に堪へざる次第であるます。

 入選画は孰れも自己の嚮ふ所を示し生き生きとしたる気分に充ち而も臺灣特有の色彩に富たるものゝ多かつたことは一には臺灣美術界の向上発展を暗示し一には其の特色を発揮したるものでありまして、斯界の為め欣快を禁ずる能はざる所であります。要之第一回臺灣美術展覧会としては予期以上の好成績を示し公開の暁は必ずや本島美術発達の基調ともなり今後の向ふ所を指示するものありと信じます。(昭和二年十月二十七日第一回臺灣美術展覧会に於ける報告)

—原載《臺灣時報》,1927-11,頁16

(辨識、翻譯/李淑珠)