一記者

一進入西洋畫的展示間,突然感受到燦爛的陽光傾瀉而下,而這些陽光來自〈郊外〉、〈南國的庭園〉、〈校庭〉等水彩畫作。不過,水彩畫應該要有水彩畫的味道,不要畫得好像油畫。審查員石川欽一郎氏的作品,輕鬆將棘手的構圖處理地簡潔有序。榮獲特選的陳澄波氏的〈晚秋〉,頗為賞心悅目,但易生厭。陳氏的另一幅〈西湖斷橋殘雪〉,感覺更為生趣盎然。來到〈祭火〉之前,這是審查員鹽月桃甫的作品,來看這幅畫之前,必須先作好心理準備,亦即,要有不受限於傳統的美之準則的覺悟,也要有不被此作者迷惑的覺悟。清晨,在一片明暗交錯的原始森林中,裸身的土人們,正在祭祀赤紅的火神。在狂亂的舞蹈之後的祈禱的靜寂,幻化成作家的喊叫聲:「回歸自然!」,縈繞於耳。這是詛咒醜惡社會的喊叫聲,同時也是遠離現實、受觀念束縛的知識分子(intelligentsia)突然急轉彎想返回現實之時,卻衝過頭,結果回到了原始的作品。這也是一個新的嘗試,而且也是一件觀念主義的作品,不是嗎?但此作正是這屆臺展的一件大放異彩之作,蘊藏著很大的問題。其他有問題之作,例如千田正弘氏的〈賣春婦〉,蒼白的臉、努力睜大眼睛似乎想訴說什麼的眼神,以及因為集現代的醜惡於一身,所以想抓住世間最美的真理般的雙眼。正如曾云:「賣春婦啊!汝乃吾之密友!」的華特・惠特曼(Walt Whitman)一樣,作者千田正弘君也是以如此的心情來描寫這三名賣春婦的。然而,賣春婦既不團結,也軟弱無力,睜大的雙眼不是再次迷失於曖昧與懷疑之中,就是在尋找穿著光鮮的勞動協助者(嫖客)。而這也是汝之未來的分歧點,不是嗎?楊佐三郎(楊三郎)氏的榮獲特選之作〈靜物〉,將棘手的構圖處理地毫無破綻,雖然是件樸實無華的作品,但完成度頗高,只可惜缺乏扣人心弦的魅力。大橋洵君的〈林間道〉、陳水成君的〈〉、蘇振輝君的〈大稻埕後街〉、陳英聲君的〈後巷〉、張水此君的〈哺乳之女〉、廖繼春(譯註1)君的〈市場〉、本橋(彪)君的〈大稻埕速寫(sketch)〉、鈴木千代吉(譯註2)君的〈假泊〉等等,均是佳作。此外,〈橋邊〉的廖(賢)君、〈南國的庭園〉的吳(棟材)君,都是師範學生,表現也都可圈可點。

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以上大致是我的拙劣的感想。在此誠摯地希望所謂的具有學術性的美術批評,可以利用這個機會得到熱烈的討論。我的這篇拙劣的感想,若能成為其導火線之一,將會是我無上的殊榮。(終)


臺展評(下)

一記者

西洋画の部屋に入ると急に輝かしい陽の光りが流れて来る「郊外」「南国の庭園」「学校の庭」等の水彩から。だが水彩なら水彩の味がほしい、油絵らしくない水彩が望ましい、審査員石川欽一郎氏の作は困難な構図を無理なく明るくまとめてある、特選になつた陳澄波氏の「晩秋」は一寸目にはいゝがすぐあきて来る、同氏の作「西湖断橋残雪」の方が生々としてゐる、「火をまつる」の前に来る、審査員塩月善吉氏の作だこの絵の前に来るには覚悟がいる、従来の美の準則にとらはれない覚悟とこの作者に迷はされない覚悟だ、暁、原始林にたゞよふ明暗の中に裸形の土人達が真紅の火の神を祭る、狂ほしい踊の後に来る祈りの静寂が『自然に帰れ』と云ふ作家の叫び声となつて現はれゐる、醜悪な社会を呪ふ叫びであると共に現実から離れ観念化したインデリゲンチアが急角度を描いて現実にもどらうとする時、行過で原始にまで行つて了つた作だ、これもひとつの新しい試みだ、然もこれ又ひとつの観念主義の作品ではないか、然しこの作こそは今回の臺展の一異彩であり大きな問題をはらむものであらう、その他に問題となるものに千田正弘氏の「売春婦」がある、青ざめた顔大きく見開いて何物かを語らうとする目の光、現代の醜悪を一身に蒐めてそれが故に社会の最も美しき真理を掴まうとするが如き目、売春婦よ君も又僕の最も親しい友達だと云つたホイツトマンの様に作者千田正弘君は三人の売春婦を描いてゐる、然し売春婦には団結も無い力もない、見開いた目は再び曖昧と懐疑の中に迷ひ入るか、輝く協働者を見出すかそれは又君の将来の分岐点ではあるまいか、楊佐三郎氏の特選に入つた「静物」は困難な構図を破綻なくまとめてゐる、じみな作品だがそれだけ完成されてゐて我々に迫る力に乏しい、大橋君の「森の道」陳水成君の「」蘇振輝君の「大稲埕の裏町」陳英声君の「街の裏」張水此君の「哺乳する女」廖継君「イチバ」本橋君の「大稲埕スケツチ」鈴木千代君の「仮泊」はそれぞれ優品である、「橋のアタリ」の廖君、「南国の庭園」の呉君も師範生としては大出来である

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大体以上が私のつたない感想である、学術的な美術批評といふものがこの機会を利用して活発に討論されることは私の望んで止まない所である、私のこのつたない感想が一導火線たることが出来得るならばこの上の喜びはない(をわり)

─原載《臺灣日日新報》,1929-11-17(夕刊2版)

(辨識、翻譯/李淑珠)

註釋

譯註1. 原文「廖繼」,漏植「春」字。

譯註2. 原文「鈴木千代」,漏植「吉」字。