●石黑英彥審委員長

  出品畫本來預期會有三百件左右,但實際受理的畫作有西洋畫四百七十二件、東洋畫百七十五件,共計六百四十七件,超過預期件數的大約三倍。其中,入選的有西洋畫六十八件、東洋畫三十三件,共計一百零一件。這與文展(文部省美術展覽會)剛舉辦時的入選率幾乎相同,都佔約六分之一的比率。審查時的大原則,如下:

  一、希望盡量入選多一些件數,屆時若會場太狹窄,會考慮其他方法,故採「作品本位」(以作品好壞為標準)

  二、選擇有藝術品價值者

我們的審查態度便是如此。

  各審查員的審查意見頗為嚴正,但意見並無相左之處,圓滿完成了鑑別作業。至於入選畫,我的感想是就整體來看,這些入選畫都是於心無愧之作,呈現相當不錯的成績,光彩耀目。

  而且顯現出年輕氣象,暗示了未來的發展向上。此外,也可以從畫面上看到許多作為臺灣作品的地方色彩,令我們感到非常欣慰。

●西洋畫方面  鹽月桃甫審委員

從四百七十二件的受理畫作中,第一天審查時選了特別傑出的畫作十七件,第二天從剩下的畫作中再選一些,合計七十六件,再從這些畫作中篩選出七十件,最後決定六十八件的入選。受理的畫作有一半以上不具備繪畫的價值、不足掛齒,但留到最後的六十八件,作為第一回展覽會的展出作品,無可挑剔。審查完全採用「作品本位」,入選畫每一幅都很純真、個性豐富,不僅呈現出以後還有進步可能性的少年時代的活潑朝氣,也表現出了地方色彩。本島(臺灣)人青年遠赴東京、京都進行繪畫的修業(研習)者,很多都有出品,這些人的作品特別亮眼。整體而言,洋畫(西洋畫)方面,內地(日本)人的作品在數量上較多,但在品質上,則以本島人的出品畫作較佳。

●日本畫方面  鄉原古統審委員

東洋畫一百七十一件之中,第一輪的審查時選了四十件,第二輪再從中篩選出了三十三件的入選。希望製作態度是認真的,並且充滿熱情與活力。同時也希望能再多加觀察大自然。入選畫之中,大放異彩的是基隆的村上英夫氏以及新竹的陳進女士的作品。村上氏具有無鑑查(免審查)資格,但卻提出了希望與一般出品一起接受審查。又,陳進女士目前是美術學校(譯註1)在學中,其作品擅於畫道,將來定能名聲大噪,值得期待。


臺灣美術展覧会審査所感

●石黒審査委員長

 出品画は最初三百点内外であらうと予想してゐたのであつたが、実際の受付画は西洋画四百七十二点東洋画百七十五点計六百四十七点といふ予想の約三倍の数に達した。その中入選は西洋画六十八点東洋画三十三点、計百一点である。之は文展の開かれた当初の入選率と殆んど同じで、何れも六分の一位の割合になつてゐる。審査に当つて感じの大なるものをあげると

 一、出来るだけ数多く取りたいと思ひ会場が狭ければ他の方法をとるといふので作品本位に見る

 二、芸術品として価値あるものを選ぶ

といふ様な態度であつた

 各審査員の審査に関する意見は頗る厳正であつたが、意見の相異を発見しないで円満に鑑別した。更に入選画に就ての感想を述べると、大体に於て入選画は恥かしくないものであつて、相当の成績を示し光彩を持つてゐる

 且つ若々しい気分が現はれ、将来の発展向上を暗示してゐた。また臺灣の作品としての地方色が相当見られたので、私共非常に嬉しく感じたのである

●西洋画に就て 塩月審査委員

四百七十二点の受付画の中から第一日は特に良いもの十七点を選び、第二日は残りの部分から選んで七十六点となし、更に之を七十点に選び、最後に六十八点としたのである。受付画の半数以上は絵として価値のない殆んど問題にするに足りないものばかりで、最後に残つた六十八点は第一回の展覧会として申分ないと思つてゐる。審査は全く作品本位としたのであつて、入選画は何れも純真な個性が豊かであり、之から伸びて行からうとする少年時代の生気が溌剌とし、地方色が現はれてゐた。本島人青年で東京、京都で絵画の修業に出てゐる者が可成り出品してゐるので、之等の人達の作品が特に眼を惹いた。全体に洋画では内地人の作品が量に於ては多いが質に於ては本島人の出品の方が良いと思はれた

●日本画に就て 郷原審査委員

東洋画百七十一点のうち、第一回の審査で四十点を選び、更に第二回では之を三十三点としたのである。真面目であるのと熱と力が欲しい。同時にもつと自然を見て欲しいと思はれる。入選画のうち偉彩を放つてゐるのは基隆の村上英夫氏と新竹の陳氏進女史の作品である。村上氏は無鑑査の資格を有してゐたが特に一般出品と同様の審査を希望して来たのである。又陳氏進女史は目下美術学校に在学中で、その作品は画道に長じて将来大いに名をなす者を期待してゐる

—原載《臺灣教育》,第303號,1927-11-01,頁78-79

(辨識、翻譯/李淑珠)

註釋

譯註1. 私立女子美術學校,位於日本東京。